【木ノ下“大”歌舞伎|特別企画】 木ノ下歌舞伎を「本」と見立てて・・・ 紹介の<帯>をつけてください![第一回]

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木ノ下“大”歌舞伎は、5名の演出家と共に盛り上げていきます。
演出家のみなさまをご紹介するにあたり、「演出家目線でみた木ノ下歌舞伎とは?」を聞いてみました。
木ノ下歌舞伎を一冊の本に見立て、帯を書いていただくというこの企画。
まずは第一弾、多田淳之介さんに聞いてみました!

「日本の演劇、再起動。」

日本の演劇は、歌舞伎、新劇、小劇場、アングラ、エンタメ、静かな演劇と、前時代へのカウンターで発展してきました。それによって失ってきたものもあるでしょう。もし歌舞伎が時代と共にダイナミックに変化し続けていたら、それは木ノ下歌舞伎のような姿になっていたんじゃないかと思う。それはまさに日本の演劇が再起動した姿。そしてその作品は、過去と現在を繋いで未来を描き、誕生から今まで、そしてこれからも演劇とはそういうものなのだと思わせてくれるのです。

多田淳之介[東京デスロック]

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多田淳之介プロフィール

東京デスロック主宰・演出家 古典から現代戯曲、パフォーマンス作品まで幅広く創作。俳優の身体、観客、時間をも含めたその場での現象をフォーカスした演出が特徴。「演劇LOVE」を公言し、劇団作品の他、地域に滞在しての市民参加作品の創作、小・中・高校でのコミュニケーション授業、大学での講義、ワークショップなどを通じて、演劇の持つ対話力、協同力を演劇を専門としない人へも広く伝える。韓国、フランスでの公演、共同製作など国内外問わず活動。俳優としても他劇団への客演や、映画、TVドラマにも出演。青年団演出部にも所属し宮森さつきと共に青年団リンク二騎の会を共同主宰する。 2010年4月に富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの芸術監督に、公立文化施設演劇部門の芸術監督としては国内歴代最年少で就任。2013年12月に日韓共同製作作品『カルメギ』に於いて韓国で最も権威のある東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。2009年〜2010年セゾン文化財団ジュニアフェロー対象アーティスト。2013年より㈶地域創造リージョナルシアター派遣アーティスト。四国学院大学非常勤講師。
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