【合邦】スピンオフ!プログラム 古典精読講座「語り継がれる物語、古典への旅」開催のお知らせ

ロームシアター京都 レパートリーの創造として創作する『糸井版 摂州合邦辻』。
今回は上演だけにとどまらず、作品をより多角的に楽しんでいただくための、様々なプログラムをご用意いたしました!

その中の一つ、古典精読講座「語り継がれる物語、古典への旅」が開講します。
第一回・第二回の参加者を募集しています。

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第二回 古典の中の女たち〜新訳・説経節『しんとく丸』を中心に
■日時:2018年10月19日(金)15:00 – 17:00
■会場:有斐斎弘道館(京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524−1)
   https://kodo-kan.com/accessmap/
■講師:伊藤比呂美(詩人、早稲田大学教授)
企画・司会:林立騎(翻訳者、演劇研究者/ロームシアター京都リサーチプログラムリサーチャー)
質問者:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
■概要:第二回は、古典の中の女性たちのはたらきに注目します。『般若心経』や『歎異抄』のわかりやすく胸を打つ現代語訳で知られる詩人の伊藤比呂美さんは、「しんとく丸」をはじめとした説経節の新訳を手がけ、物語の中の女性たちに注目してきました。語り手も聴き手も社会の底辺の人々で、底辺の苦しみが声を介して伝わっていた説経節が、ふたたび現代の言葉になるとき、古典は行き場のない思いとともに生きるあらたなありかたを教えてくれるはずです。

第一回 古典の中の恋〜『摂州合邦辻』にみる「本心」のありか
■日時:10月19日(金)19:00~
2018年9月30日(日)14:30 – 16:30(14:10受付開始・開場) ※台風のため延期となりました。
■会場:未定 
京都府立図書館 2階ナレッジベース(アクセス)
■講師:日置貴之(白百合女子大学准教授)
企画・司会:林立騎(翻訳者、演劇研究者/ロームシアター京都リサーチプログラムリサーチャー)
質問者:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
■概要:
初回の講座では、古典を知ることのおもしろさへとアプローチします。題材は文楽・歌舞伎で知られる『摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』。能の『弱法師(よろぼし)』や説経節の『信徳丸(しんとくまる)』を語り継いだこの物語では、大阪を舞台に複雑な恋や、四天王寺という場の力が描かれます。そこにはどのような人間が生きていて、今そこからなにを学ぶことができるのでしょうか? 古典の世界は驚きと新しいリアリティをもたらすでしょう。

応募締め切り:2018年10月18日(木)23時59分
2018年9月30日(日)12時00分

参加費
各1,000円(税込)

詳細・お申し込みは→https://rohmtheatrekyoto.jp/join/52760/

今後の予定
第三回 11月30日(金) 講師:安藤礼二(文芸評論家、多摩美術大学教授)
第四回 12月13日(木) 講師:亀有碧(東京大学大学院)
※詳細は9月下旬にお知らせします。