木ノ下歌舞伎とは

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木ノ下歌舞伎 

歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中心に2006年より活動を展開している。


木ノ下裕一 Kinoshita Yuichi 主宰 Twitter

1985年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『娘道成寺』『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』『糸井版 摂州合邦辻』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。

渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。


関亜弓 Seki Ayumi 企画員

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター。
5歳よりクラシックバレエを始めたことにより、演じることに興味が沸き俳優を志す。映像を中心に活動する傍ら、学習院国劇部にて三代目市川右之助に師事し歌舞伎に傾倒。実演をきっかけに研究をはじめ、現在は歌舞伎俳優へのインタビューやコラム執筆など、ライターとしても活動中。木ノ下歌舞伎では「夏祭浪花鑑」お辰/徳兵衛「義経千本桜」義経などを務める。
[現在休団中]


稲垣貴俊 Inagaki Takatoshi 企画員

1989年三重県生まれ。2010年より演劇活動を開始、2011年~2015年に劇団しようよにドラマトゥルクとして所属。木ノ下歌舞伎には2013年より所属し、主に補綴助手を担当。2018年現在、海外ポップカルチャーに関するライター兼編集者として、主にウェブメディアにて活動中。


本郷麻衣 Hongo Mai 制作

1979年京都生まれ。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。舞台公演制作者。
在学中に演劇制作に触れ、以降様々な劇団やプロデュース公演の制作を行う。アトリエ劇研制作室を経て、(有)キューカンバーにてMONOや壁ノ花団等の制作を担当。2010年に木ノ下歌舞伎に初参加の後、2013年より同団体に所属。
制作を担当。