2006年

■2006年に活動をスタートさせた木ノ下歌舞伎が最初に取り組んだテーマは、歌舞伎俳優が最も語りにくいと言われている鶴屋南北の言葉に注目し、それを歌舞伎の技術を持たない現代の俳優がどのように発することができるのか、ということでした。また、これは鶴屋南北の言葉の現代性を探っていくことでもありました。

■鶴屋南北の代表作『東海道四谷怪談』から「髪梳きの場」として有名な一幕を抜粋し、台詞を原本に忠実にしたほぼ同じ台本で、杉原邦生と木ノ下裕一という志向の異なる二人の演出家による創作が行なわれました。2006年5月と10月にそれぞれ作品を上演し、双方共にご来場いただいたお客様には、「同じ台本なのに全く別の作品に仕上がっていて驚いた。それぞれ別の面白さがあった」というご意見を多くいただきました。

『yotsuya-kaidan』
『四・谷・怪・談』
鶴屋南北『東海道四谷怪談』より
「雑司が谷四ツ谷町浪宅の場」
「同伊藤喜兵衛内の場」
鶴屋南北『東海道四谷怪談』より
「雑司が谷四ツ谷町浪宅の場」
「同伊藤喜兵衛内の場」
補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生
補綴・演出:木ノ下裕一

2007年

『テラコヤ』
『yotsuya-kaidan』
『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」より
鶴屋南北『東海道四谷怪談』より
「雑司が谷四ツ谷町浪宅の場」
「同伊藤喜兵衛内の場」
補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生
補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生