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『テラコヤ』

『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」より

2007年4月20日(金)〜22日(日)

<全四回公演>

アトリエ劇研


■『テラコヤ』では主宰・木ノ下裕一が独自の解釈による原案を出し、京都を中心に活動する若手演出家・杉原邦生がそれを基に演出を行いました。

■『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』「寺子屋(てらこや)」は歌舞伎の数多い演目の中でも最も人気のある演目の一つです。この公演では従来の<忠義の物語>というイメージをくつがえし、<親/子>という現代においてさまざまな問題を孕んだ関係性をテーマに、今を生きる私たちのリアルな作品として上演されました。

原案・補綴 木ノ下裕一
演出・美術 杉原邦生

出演 谷本健人 小田部みなみ 諸江翔大朗 山村麻由美
池戸宣人 京極朋彦 濱崎彰人 鈴木健太郎 豊山佳美 舟木理恵 芦谷康介 殿井歩

照明 宇野恵理子
音響 荒木優光
衣裳 村田佳奈
小道具 穐月萌
美術製作 濱地真実
音響助手 北島由委
演出助手 和田ながら
舞台監督 米谷有理子
舞台監督助手 金濱歩美
制作 木村悠介 林里恵

主催 木ノ下歌舞伎
協力 アトリエ劇研

稽古場レポ

【3月19日(月)】晴れのちムッシュ

木ノ下歌舞伎恒例の稽古場レポがいよいよスタートです!
毎日、メンバーが日替わりで役者紹介と稽古場レポートをしていきます。本番終了までの短い期間ですが、ま、楽しみたまえ。

記念すべき『テラコヤ』レポ第一回目に登場するのは俳優・濱崎彰人、通称・濱ちゃんです。
彼は愛嬌に溢れています。
彼は自分のスケジュールを把握していません。
それも愛嬌です。
彼は初舞台にもかかわらず、調子ぶっこいてます。
ま、それも愛嬌です。
彼はなぜかいつもアルマーニのジーンズを履いています。
一応、これも愛嬌です。
お分りのように、濱ちゃんはすばらしい人間なのです!
皆さん、友達になってあげてください!

今日の稽古は、スタッフも大勢観に来たため、熱気に溢れた稽古でした。
…というか、ただむさ苦しかっただけです。
楽しい稽古場です。
かなりのハイスピードで稽古が進み、どんどん良くなっていってしまっています。
以上です。

Written by:杉原邦生(演出・美術)

【3月23日(金)】

第2回目のレポ。今回は俳優の殿井あゆむさん。通称"トノ"と皆さんから愛され親しまれております。すごく不思議な方です。魅力的な方です。癒しです。ぼ〜っとしているようですが その瞳の奥にはギラギラと燃えたぎる情熱と狂気にも似た熱い魂を感じます。ビッグになりますよ・・・

今日は毎度お馴染みのアルバイトの為、参加したのは19:30からでした。(申し訳ないです・・・)僕が来る前までは、何やら元ネタのDVDを鑑賞・研究していた模様。そして残った時間で、そのDVDのについてのディスカッションをすると言うのです。いつもは聞くことの出来ないみなさんの演劇に対する真剣な討論。聞いてるだけでもかなり考えさせられました。僕も考える人になりたい・・・でも遅刻したので全然入れませんでした。全然入れませんでした。ちょびっとセンチな夜でした。もうすぐ春です・・・

Written by:濱口彰人(出演)

【3月26日(月)】晴れのちくもり

お待たせしました!役者紹介第三回めは、小田部みなみさんです。
稽古の始まりに役者皆々、各々でウォーミングアップします。この時のコタベさんの、ストレッチするさまは、のびのびと実に気持ちよさそうです。うーん、しかし同じポーズをとろうとしたら、私なんぞは痛いおもいをすることうけあい。

さてはて稽古中に「あれコタベさんの姿はどこじゃいな?」と思ったら、稽古場のすみに、たまごのような形になっている人がいます。
体育すわりで台本を見つめるコタベさん。
その顔たるや、真剣そのもの。
やがていつの間にやらスゥッーと立ち上がり、その視線はどこに向けられているのやら、歩いてゆきます。ああこの人はこのまま、どこか遠くへ行ってしまうんじゃないか、と予感がした時、その歩みをとめます。はッここは稽古場だった。しかるに長机があって歩き続けられんわけだ。と思ったそのとき、
武部源蔵さんのとこの寺子屋を、誰かが訪ねてきたようす。小田部さんの出番!

さてさて、ここしばらく演出杉原邦生さん不在の『テラコヤ』稽古場。留守を預かるのは演出助手・和田ながらさんと、主宰の木ノ下さんです。
この日の稽古では『寺子屋』には登場しない菅原伝授手習鏡の登場人物たちの話題になりました。『寺子屋』でちょこっと出てくるあの人はしかし、他の幕でもそんなに…なぁ〜、との木ノ下さんのお話に、ああぁそうなのかーとほんのりさみしい気分に。
今日の通し稽古にて木ノ下さんは何やら色々思いついたらしくうれしそう。役者はドキドキ・・・(私だけ?)『テラコヤ』に木ノ下演出が加わっていくのでした。

Written by:殿井歩(出演)

【3月29日(木)】春うららか。

第4回。鈴木健太郎くんです。けんけん。
宮城出身の21歳、元水泳部員の彼。
真面目で几帳面な彼。
部屋がとても整理されてます。ベルトが飾ってあったりします。
たこ焼きパーティをよく開催しているそうです。
一人でも焼きます、たこ焼き。一人たこ焼き。

よく帽子をかぶってます。
玉虫色のジャージです。
どこか瞳がイノセント。

一人ストレッチする姿は高潔です。大自然の中の狼のように見えるときもあります。
見習いたいものです。

今日の稽古場は久しぶりに邦生さんを交えてです。
緊張しました。ね、ね。小田部が混乱してすこんと抜けたり
とのいちゃんが笑い上戸になったり
寺子組がどんどん変化してたり
諸江さんがぽつんと一人だったりしたりしました。
時間のたつのが早い稽古場です。

Written by:小田部みなみ(出演)

【3月31日(土)】

今日は、稽古後みんなで「今まで苦労した舞台は何か?」について話し合いました。京極さんの入団していた「とっても便利」時代の話はおもしろかったです。「とっても便利」の役者は一軍、二軍にわけられるらしいですが、これからの「テラコヤ」の稽古で役者に一軍、二軍と言う枠をつけたら楽しいかも・・・しれないですね。

まったりしていて、メガネがチャーミングなトミーさん。いつもおいしいところを会話の中でも舞台の中でももっていきますね〜。うらやましい〜・・・。
今続けているダイエット諦めないで頑張ってくださいね!

Written by:鈴木健太郎(出演)

【4月1日(日)】

今回紹介しますのは俳優の池戸宣人さんです。この池戸さんは毎日コーラを飲む程のコーラ好きです。しかし、今テラコヤ内でダイエット勝負をしている為、大好きなコーラも我慢しています。その甲斐あって池戸さん順調に痩せていっています。おめでとう。くそう。私もダイエットに参加しているため、池戸さんの痩せっぷりに焦ってます。

さて、今日の稽古は新しいこと尽くしでした。
今日から芦屋さんが稽古に参加!
オープンキャンパスということで公開稽古!
平台を組んで稽古!
稽古場がいつもと違う場所!
新しいこと尽くしで新鮮な気持ちで稽古できたのが良かったです。平台を組んで本番に近い形で稽古ができたのもみんな良い収穫になったのではないでしょうか。
公開稽古が宣伝になって、たくさんお客さんが来たら良いですねえ。

Written by:豊山佳美(出演)

【4月2日(月)】

くにおさんが鼻にティッシュを詰めている。ダイエット表。健人さんのアナーキーな下ネタ。京極君はクネクネしながらアップしている。濱ちゃんは『あいうえおいうえおあ・・・』を今日も台本を見ながら言っている。山村様はするどいツッコミを。トミーと舟木はお菓子を食べたそうな表情をしている。今日も小田部さんは柔らかい。(変な意味じゃないです。体が柔軟だという事)殿井ちゃんはマイペース。モロはバイトで疲れてる様子。和田ちゃんはしっかりオーラがでている。芦谷さんは声が高い。春ですね。そんな稽古場。

彼は東京出身です。先日卒業式にダビデ像の姿で現れて会場中のカメラのフラッシュを独り占めにしたにくいやつです。ダンスも演劇もする凄いやつです。体脂肪率が11%だとか・・・ (*゜▽゜ノノ゛☆ あ、そうそうキムタクの物まねが上手いらしい・・・。見かけたら急にボケてみて下さい。きっとツッコんでくれますよ(*^-^)b

Written by:池戸宣人(出演)

【4月3日(火)】

今回紹介するのは山村麻由美さんです。
山村さんと言えば鋭く、かつ容赦ないツッコミ。最近は、より磨きがかかり、役者陣を日々めった切りにしております。
そんな山村さんは今回、夫、源蔵を影で支える女房の戸浪という役。ひとたび稽古が始まれば、いつもはツッコミ鋭い山村女史も愛情溢れる女房へ変身!
そう! 今回のテラコヤでは、全編通して、この「愛」が大きなテーマになっているのです。鋭いツッコミも、愛があってこそ、なせる技。さすが山村女史。その辺はいち早く察知しておられたのですね。
そんなキッパリ、チャッキリな山村女史ですが、口癖は「なんちゅ〜かなぁ〜」
実は割と悩み多き女子なのでした・・・

さて、今日の稽古はなんと殺陣の先生がいらして、刀のいろはを教えて下さいました! 今回の木ノ下歌舞伎、気合い入ってます!刀を持つのは男子三人。特に刀の扱いが多い源蔵役の諸江くんは、やや緊張気味・・・
「まずは自分がどうしたいか、考えてみて。」
「それだったら、こうじゃないとおかしいよね?」
先生は優しく、かつ、きっちりと教えてくれます。殺陣というと「形式」というイメージがありますが、その奥は深く、やはり表現である以上、表現者の創造性が大切なんです!
刀を持つと野武士のごとく振り回したくなるのが男心ですが、さすがに三人も先生の男気には圧倒され、真剣な顔。約一時間ほどの濃密な時間が流れ、刀を持たない百姓役の僕も、とても勉強になりました! 先生、ありがとうございました!
そんなこんなで、武士の一分に触れた長い夜は更けてゆくのでした・・・

Written by:京極朋彦(出演)

【4月4日(水)】

今日は諸々の事情からでありますが、いつも慣れ親しんだ場所とは違う場所での稽古です。
今日は通しを二回しました。
「テラコヤ」は一度通しをするとドッと体力を奪われる公演です。
なので二回も連続でするとそこそこ疲れてしまいます。
でも本当の疲れはこんなものじゃないはず。
もっともっと出せるはずだと、杉原さんの稽古のもと、日々感じる毎日です。
稽古後、役者を交えての美術会議。
知られざる美術の全貌が明らかになりました。
今まで作ってきた役者としての自分の役作りに、今度は舞台の世界観が介入してきます。そうして、役と舞台をすり合わせながら、また少し進んだり停滞したり。。。

私と同じシーンで日々悩み続けるのは諸江翔大朗くん。通称モロ。
モロの役どころは、この舞台である寺子屋のお師匠さま、そして私の夫役です。
夫婦のシーンは少しずつ、少しずつ前進しつつも、まだまだ完璧ではありません。今日もモロは連日のバイトで疲れている体を奮い立たせ、「わからん、わからん」と役に向かいます。
悩み続けるモロの源蔵。
どんな風に成長するかは本番までのお楽しみ。

Written by:山村麻由美(出演)

【4月6日(金)】ハレルヤ

本番も日に日に近づいてきて、みんな躍起になって稽古してます。でもそんな時って気持ちだけが先走って暴走しちゃうこともしばしば。なので今日の前半は改めて自分の悩みやみんなの悩みを話し合って、意識の共通化をはかって見ました!

・・・ってさも自分がした様にかいてますが、実は提案者・京極くん、更に俺は遅れて来たため参加出来ず・・・俺、全然共通化出来てませんね(´Д`;) マジ申し訳ないっす(;_;)

本日紹介するのは舟木理恵。ダンス畑より登場☆ ほぼ初演劇に近い彼女、しかぁし!チャーミングな笑顔とその豊満なバディで人々を笑いと感動に導く演技は正に女優そのもの!
彼女の声を聴くと何故かアルプスの高原をイメージしてしまうんですが、それって俺だけですかね?>皆さん

Written by:諸江翔大朗(出演)

【4月7日(土)】

えっと、今日は話し合いから始まりました。でも、きていたのは…ひとり、ふたり、さんにん・・・なんとなぁ〜く話てました。ぼちぼちと集まってきました。それぞれ抱えてる事を口ずさんだり、ガーリックトースト食べたり、お菓子食べたり、今日の晩は何を食べようと考えたり、だから話し合いで終わりました。とても いい時間でした。みんなが思っていることを口に出す機会って、あまりなかったから。そんな稽古場っていいです。意識がまとまりつつあるような気がします。

ファーストインプレッションは騒々しく、デリカシーのかけた人かしらと思っていたら、その裏では繊細なハートの持ち主なんだとだんだん思ってくるのです。真面目です。休憩中にとにかく女の子を 口説いてる姿は立派です。場の雰囲気を和ませて笑顔にさせてくれる、素敵な人です。環境破壊しそうだけど実はかなりエコな人なんです。そして 良いニオイがします。クンクン・・・

Written by:舟木理恵(出演)

【4月9日(月)】

リアルタイムでチェックされてるとお分かりだと思いますが、なんだか今回は更新が遅れに遅れ、このページを楽しみにしていただいている方には大変申し訳ないことになってます(>_<)
そこで、時間を急速に進めるために普段表に出てこない制作さんの動きをレポートします。

チラシの残り部数が少なくなってしまったので、今日は輪転機で仮チラシを大量生産。
せっせと刷ります。
今回は京都市外にのみ配布しているチラシもあるのですが、それはチラシを二つ折りにする作業があるので、刷り終わったと思ったら、次は折る作業に入ります。
せっせと折ります。
大体200部折るのに大体一時間半かかります。この日はこれを800部刷りました。ということは・・・。しかし、これが明日までに必要です。
もうせっせと折ります。

さてさて、『テラコヤ』とは少し離れますが、木ノ下歌舞伎の今後の公演のためにキャストやスタッフさんをお誘いするという仕事も同時にやっていたりします。役者さんたちが稽古をしている時間に、僕はマックで今日お誘いするスタッフさんと待ち合わせ。仲の良いスタッフさんなので和やかな雰囲気の中、公演の詳細を説明。「ぜひ、お願いできませんか?」「わかりました。やります!」と快いお返事☆ ほっと胸をなでおろす瞬間です。。。
その後もそのスタッフさんがやっていた公演の感想を話したりしながら、制作さんはこの人がどういうことをしたいのかとかを探ってたりしてるのです。なんだか悪い人みたいですが、そんなことないと思います、たぶん・・・。

家に帰ったら、やっぱり折る作業です。
せっせせっせとしているうちに、夜が明けます。

Written by:木村悠介(制作)

【4月10日(火)】

今日は僕の相方の林さんは大阪の芸術創造館へ挟み込み。
挟み込みっていうのは、劇場へ行くと渡されるチラシの束を作る作業のことです。公演ごとにチラシを挟みたい団体の人が協力してこの作業をやっています。かなり地味な作業ですが、自分たちの公演のチラシを皆さんの手元にお送りするため、黙々とやります。
今回は3〜4月が挟み込みの時期だったのですが、この時期は京都市内での公演が少なく、大阪や兵庫の劇場への挟み込みが非常に多かったです。ということは、そのぶん移動に時間がかかるわけで・・・、そして、実はこの交通費を思わず自腹で出しちゃってたり、なんだかイロイロと改善したい作業でもあるんですよねf(^_^;)
でも、今のところ自分たちがやってる広報宣伝の主力作業なので、そんなことも言ってられず、今日も電車に揺られて挟み込みに向かうのです。

制作をしていてふっと思うのが「ノートPCがあればなぁ〜」ってことです。これさえあれば、電車の中でも作業ができるし、なにより、稽古場でも作業ができる。制作さんにとって、稽古場に行くことは本当に重要なんですが、その時間をなかなか作ることができず、行ったら行ったで、大抵その日の帰った後には積もりに積もったお仕事が待ってます。ためなきゃいいんですけどね。
でも、実際にたまっている仕事のことを考えながら電車に揺られたり、稽古場にいたりすると、いまあったらやるのになあ〜、と思いながら、すでに生活さえ厳しくなっている財布を見つめ続けてしまうのです。

Written by:木村悠介(制作)

【4月11日(水)】

相方の林さんと予算について話し合い。
公演間近というこの時期は、スタッフさんの各部署が「予算が足りないんだけど・・・」と制作さんのところにやってきます。
でも、そんなに焦りません。プロはやはりこれを予算内で何とかするんだろうとは思いますが、まだまだ経験の浅い僕たちは、毎回、必ずそうなるので、それを見越して予算を立てます。それに、この段階で必要なものは、大抵なかったら作品のクオリティに直に影響してくるものなので、なかなか「ダメです」とは言えないものです。「う〜ん・・・、いいよ。」と言っておいて、それからどうやりくりするかを考えないといけない時期です。今回は舞台監督の米谷さんがいろんな所でお金を節約してくれたので、すごく助かりました。制作さんとしては、やはりそういう所も考えてくれるスタッフさんには大感謝なのです。以前も米谷さんとは一度お仕事させてもらいましたが、毎回、いろいろな場面で教えてもらえることが多くて、本当に勉強させていただいていますm(_ _)m

今日は稽古を見ることができました。
その後、今日は時間がなかったので歩きながら、作品のことについて主宰の木ノ下や演出の杉原と話します。これが制作の最重要の仕事じゃないかなと僕は思ってます。企画立案からの経緯を踏まえながら、作品がどう見えているのか、どうしていくべきか、あそこは本当にあれでいいのか、とかを話します。何回か一緒にやっているので、演出の杉原はどんなことを言っても自分で納得のいかないものは聞かないし、聞くべきものはちゃんと聞くと分かっています。なので、遠慮せずにズケズケ言います。その時は聞き流してるみたいに見える時も、次に稽古場に行くとそれが形は違っても反映されていたりするので、ズケズケ言った後ほど、次に稽古場に行くのが楽しみになるのです。

Written by:木村悠介(制作)

【4月12日(木)】

今日は京都造形芸術大学の舞台芸術学科新入生の授業にお邪魔して、広報宣伝活動。
主宰の木ノ下や演出の杉原と一緒に木ノ下歌舞伎を紹介して『テラコヤ』の宣伝をします。
まだ舞台についてあまり知らない人たちもいる中で、どれだけアピールできるか。なかなか難しいですが、主宰・木ノ下の挨拶が終わると自然と拍手が! これはなかなか嬉しかったです。

今回の宣伝ではプリントを一枚配布したんですが、そこにQRコード、いわゆる二次元バーコードってやつを入れてみました。
僕の携帯では使えないので今まで見過ごしていたんですが、これが意外に簡単に作れることを知り、早速利用。僕はネットはほぼPCからなのですが、最近は携帯でネットを利用する人も多いそうですね。自分基準でやってちゃいけないと思ってやってみたのですが、友人に見せてみたら好評。これからはもっと活用してみようかなo(^_^)o

その後、今日も稽古場へ。
おっ、と思うような変化が!
制作さん、ニヤリ

Written by:木村悠介(制作)

【4月14日(土)】

電車に揺られて大阪・日本橋へ。
今日の挟み込みは1300部。
これはかなりの長丁場。これに向けて久しぶりに髪も切り、準備万端。
ヨーイスタートから機械的作業を黙々と一時間ちょっと。こういう長丁場では休憩を入れてくれます。
タバコを吸って休憩をとります。
まだ時間があったので、劇場の方に招待状を手渡しして、公演のお誘い。すると劇場の方が「お噂はかねがね」とのこと! どんな噂なのか、ちょっと怖いけど、それでも自分たちのことを知ってもらえてるのは嬉しいものです。
そして、また再び挟み込み作業。

約二時間の作業を終え、一路京都へ。
こちらでは衣装・小道具を揃えた通し稽古の真っ最中。僕は敢えなく間に合いませんでしたが、小屋入り後の話などをして、解散。

と、思ったら、なぜか主宰・木ノ下と僕の部屋で臨時会議。
最初は雑談だったはずが、いつの間にか『テラコヤ』や今後の木ノ下歌舞伎の活動についての2人会議に発展。
結局は朝方まで話し合い。
でも、おかげで来年の木ノ下歌舞伎のことに大体の見通しがついた感じ。木ノ下と2人で話していると、大体はこのパターンで朝まで話してしまう始末。でも、これまたすごく面白い。好みが違うはずなのに、最終的な答えを出す時になぜかお互い納得できる地点までいけるのが不思議。なにはともあれ、木ノ下歌舞伎はこれからも面白くなりそうですよ☆ だから『テラコヤ』にも皆さん来てくださいね!

Written by:木村悠介(制作)

【4月16日(月)】

HEY!HEY!HEY! 紳士淑女のみなさん、けいこの様子をつたえるよー。とにかくもー最高でしたね。本番にむかって、みんなテンションダダ上がりで、セリフ噛んだり人のセリフとばしたり。つーことは、もう本番がまちきれないっちゅーかんじで。
僕個人としては、本番なんかより夏が待ち遠しいんだけどね。
テラコヤ。とにかくみんなスゲーいーかんじなんよ。メイビー。プロバブリー。

あしやくんはどんなひと?ってゆーハガキがとどいてます。
えー、そーねー色黒だね。はながたかいね。おとなしいね。
しかーしみため以上にかなりアツーイバイブスをもっとりますよ。
そして、冷静に一歩一歩階段を上るタイプの人。
ちゅーわけで、僕以外の人はホントに真面目に頑張っております。
テラコヤ。こうご期待! それでは、シーユーネクストウィーク! バイバイ!

Written by:谷本健人(出演)

【4月17日(火)】

今日から小屋入り!!!
役者さんたちも力を合わせて仕込んでます☆
制作さんは買出しに行ったり、事務的な仕事をこっそりしたり、ゴミを拾ったり。公演に向けての最後の準備に取り掛かります。
明日は炊き出しをしようということになり、相方・林さんと打ち合わせ。主宰の木ノ下が家の米が余ってるということで、かなり安くご飯ができそう! イロイロと段取りをつけて、明日に備える☆

今日は僕が関わってる別の制作の打ち合わせで、夕方から大阪に行かないといけなかったので、あとを相方にお任せして、皆より早く劇場を後に。
深夜に京都に帰ってきたら、もうかなりヘトヘト。。。 眠いです。
少しだけ明日のための資料を作って、布団の中に潜り込んだと思ったら、気絶するように寝ていたのでした。

Written by:木村悠介(制作)

【4月18日(水)】

こんにちは。管秀才役の芦谷です。紹介する人はいないみたいです。小屋入り二日目は雨で寒かったです。色んな作業があったので、稽古はしていません。(この日記を書いてるのは三日目なので、昨日何したかあんまり覚えていません。主に明かりづくりかな。)覚えてるのは、お昼御飯には炊き出ししてくれた、おにぎりを4コと豚汁を食べました。邦生さんは、納豆2パック食べてました。納豆は50回混ぜるのがよいそうです。
作業は、三日目に向けて予定どおり進みました。照明の中にからだを置いてみると、虚構っぽい空間に相反するように体は別の方向に向かおうとしてるように感じました。・・

ま、ではぜひ観にきてください。

Written by:芦谷康介(出演)

【4月20日(金)】

公演初日です。
予想よりも多くご来場いただき、増席が出ての満員御礼!
初日というのは、いつもドキドキするものですが、終演後の長い拍手の音で、ほっとさせられました。
今回の作品は2007年の木ノ下歌舞伎にとって唯一の京都公演ということで、できるだけ多くの方に観ていただきたいと思っていたので、非常に嬉しく思っています。次の京都での公演は2008年です! 少し間が空きますが、その間にも8月に初の東京公演があったりと精力的に活動は続いて行きます。 今回ご来場いただいた方も、今回は観れなかった方も木ノ下歌舞伎を末永くお見守りくださいませ☆

Written by:木村悠介(制作)

【4月22日(日)】

木ノ下歌舞伎第三回公演『テラコヤ』に御来場くださった皆様、または影ながら応援してくださいました皆様、ありがとうございました。まだまだ課題は色々残るとしても、ええ作品ができたと「自負」しとおります。しかも連日の満員御礼でして、主宰としてもこれほど嬉しいことはございません。演劇好きの方には勿論のこと、とりわけ歌舞伎好きの方にも満足していただけると確信しとおります。今回「不覚」にも見逃したと思っておられる方々、ぜひ近い将来の再演を首を長くして待っていてくださいまし。

ここで、つまらん洒落言をひとつ。題して『菅原伝授尽くしの御挨拶』
「木ノ下歌舞伎の行く末は、源蔵(現状)維持はさることながら、大波戸波(小波)乗り越えて千代に八千代に栄えゆく、芸能復興の種梅王丸、いづれは花が桜丸。ご贔屓くださる皆様方には菅(感)慨無量の心持ち、もっと御台(みたい)という方は、あとは再演松王丸。千穐万歳、万々歳。」(←さぁ何人の菅原伝授の登場人物が詠み込まれているでしようか)

木ノ下歌舞伎はこれからも頑張って参ります。歌舞伎役者の専売的演目「寺子屋」に手を出したからには、もう何も恐いものはございません。体当たりでいい作品を作り続けます。しかも今年八月には『yotsuya-kaidan』の東京での再演、来年は舞踊にも手を出します。こうなりゃ歌舞伎界の「八丁荒らし」になる日はそう遠い話てはございません。どうか今後とも、木ノ下歌舞伎をお見捨てなく、御贔屓くださりますよう、隅から隅までズィ―とお願い申し上げ奉ります。
チョーン!

Written by:木ノ下裕一(主宰・補綴)

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