監修・補綴|木ノ下裕一
演出・美術|杉原邦生
作品解説
東北地方に伝わる鬼女伝説に想を得た近代歌舞伎舞踊劇の金字塔を、
新たな視線で描き出すスペクタクル舞踊劇!
『黒塚』は本来、能の演目として成立する以前から民間伝承として語り継がれ、普遍性を持った物語ですが、現行歌舞伎では老婆の舞踊に重点が置かれ、物語や心情は置き去りになっているといっても過言ではありません。木ノ下歌舞伎では、鬼女にならざるを得なかった老婆が求めた救いと、それを結果裏切ることになる僧達の姿を通して、現代社会が今まさに必要とするドラマとして描き直ました。
歌舞伎における動きや台詞の抑揚まで、現代劇の俳優が完全にコピーするところから造り上げられた、現代口語と歌舞伎言葉を行き来する台詞と、舞踊劇ならではの美しい型がふんだんに取り入れられた舞踊シーン、そして、小さなあばらやだった場所が、月が浮かぶすすき野へダイナミックに変化する空間が、今でもなく過去でもない、大きな物語の中へ観客を誘います。
初演|急な坂スタジオプロデュース
舞台写真
2016年|パリ日本文化会館|©Jean Courtier
2015年|京都芸術センター 講堂|©清水俊洋
2013年|十六夜吉田町スタジオ|©鈴木竜一朗
上演記録
再演[2016]
会場/日程 | パリ日本文化会館/2016年1月28日(木)〜1月30日(土) |
出演 | 大柿友哉 北尾亘 武谷公雄 夏目慎也 福原冠 |
スタッフ | 照明|中山奈美 音響|星野大輔 衣裳|藤谷香子 振付|白神ももこ[岩手]、北尾 亘[強力 太郎吾] 演出助手|岩澤哲野 舞台監督|鈴木康郎 文芸部|稲垣貴俊、関亜弓 制作補・字幕オペレート|堀朝美 制作|本郷麻衣 |
劇評 |
[フランス語]
[日本語訳]
観客発信メディア WL
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再演[2015]
会場/日程 | 三重県文化会館 小ホール/2015年1月31日(土)・2月1日(日) [Mゲキ!!!!!セレクション] 大垣市スイトピアセンター/2015年2月7日(土)・8日(日) [水都おおがき演劇アゴラ2014] 京都芸術センター 講堂/2015年2月11日(水・祝)〜15日(日) こまばアゴラ劇場/2015年3月11日(水)〜22日(日) りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場/2015年3月26日(木)・27日(金) [りゅーとぴあ Next Stage “NE/ST”第3弾] |
出演 | 大柿友哉 北尾亘 武谷公雄 夏目慎也 福原冠 |
スタッフ | 照明|中山奈美 音響|星野大輔 衣裳|藤谷香子 ヘアメイク|坂入小百合 振付|白神ももこ[岩手]、北尾 亘[強力 太郎吾] 文芸|関 亜弓 補綴助手|稲垣貴俊 演出助手|岩澤哲野 舞台監督|鈴木康郎、湯山千景 宣伝美術|天野史朗 特設サイト|加藤和也 制作|本郷麻衣 |
協力 | KUNIO、害獣芝居、Baobab、台湾岡崎藝術座、東京デスロック、krei inc.、範宙遊泳、プリッシマ、モモンガ・コンプレックス、サウンドウィーズ、FAIFAI(快快)、libido: |
助成 | 芸術文化振興基金[三重、京都、東京、新潟]、セゾン文化財団 (一財)地域創造[岐阜] |
主催 | 木ノ下歌舞伎[三重、京都、東京、新潟] 三重県文化会館(指定管理者:(公財)三重県文化振興事業団)[三重] (公財)大垣市文化事業団(大垣市指定管理事業)[岐阜] (公財)新潟市芸術文化振興財団[新潟] |
共催 | レディオキューブFM三重[三重]、京都芸術センター[京都] |
提携 | (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場[東京] |
CoRich舞台芸術まつり!2013春 グランプリ受賞公演 |
初演[2013]
会場/日程 | 十六夜吉田町スタジオ/2013年5月24日〜6月2日〈全10公演〉 |
出演 | 大柿友哉 北尾亘 武谷公雄 夏目慎也 福原冠 |
スタッフ | 舞台監督|鈴木康郎、湯山千景 照明|中山奈美 音響|星野大輔 衣装|藤谷香子 演出助手|岩澤哲野 文芸|関亜弓 |
協力 | 害獣芝居・krei inc. ・KUNIO・台湾岡崎藝術座・東京デスロック・Baobab・プリッシマ |
主催・企画・制作 | 急な坂スタジオ |
CoRich舞台芸術まつり!2013春グランプリ受賞作 |