三人吉三

作|河竹黙阿弥
監修・補綴|木ノ下裕一
演出・美術|杉原邦生

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作品解説

詩情豊かな七五調の台詞や、華やかな様式美など、歌舞伎の魅力が詰まった黙阿弥の代表作に、新たな息吹を吹き込んだ、木ノ下歌舞伎の『三人吉三』。
現行上演ではカットされる、廓が舞台のもう一つの物語や、初演以来、約150年振りとなる『地獄の場』を復活させることで、群像劇としての一面を再発見し、激動の時代をもがきながらも光を求める人々を生き生きと描き出しました。
木ノ下歌舞伎の企画員であり、本作含む9作品を演出してきた杉原邦生が、年越の物語の中から新時代への希望のを紡ぎ出した、誰も見たことがない『三人吉三』。江戸時代の熱気もそのままに、全幕通し上演。

 

共同製作|KYOTO EXPERIMENT、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター

舞台写真

2015年|東京芸術劇場シアターウエスト|©鈴木竜一朗[日光堂]

2014年|京都芸術劇場 春秋座|©清水俊洋

上演記録

初演

会場/日程 京都芸術劇場 春秋座/2014年10月11日、12日〈全2公演〉
[KYOTO EXPERIMENT2014]
出演 大村わたる、大橋一輝、堀越涼/村上誠基、熊川ふみ、兵藤公美/塚越健一、 bable、森田真和、 緑川史絵 、大寺亜矢子、 森一生/田中祐気、 滝沢めぐみ/武谷公雄
スタッフ 舞台監督|大鹿展明 照明|中山奈美  音響|星野大輔 衣裳|藤谷香子 立師|澤村國矢 所作指導|史(Chika) 文芸|関亜弓 補綴助手|稲垣貴俊 演出助手|岩澤哲野、鈴木美波 演出部|濱田真輝 衣裳補作|秀島史子、鷲尾華子、土屋和歌子 大道具製作|北五美術 宣伝美術|外山央 特設ウェブサイト製作|古舘健 制作|本郷麻衣
製作 木ノ下歌舞伎
共同製作 KYOTO EXPERIMENT、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
助成 平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業、公益財団法人セゾン文化財団
主催 KYOTO EXPERIMENT

再演[2015]

会場/日程 東京芸術劇場 シアターウエスト/2015年6月13日(土)〜21日(日)
〈全8公演〉[芸劇eyes]
出演 大村わたる、大橋一輝、堀越涼/村上誠基、熊川ふみ、藤井咲有里/塚越健一、田中佑弥、森田真和、 緑川史絵 、大寺亜矢子、 森一生/田中祐気、 滝沢めぐみ/武谷公雄
スタッフ 舞台監督|大鹿展明 照明|中山奈美 音響|星野大輔 衣裳|藤谷香子 立師|澤村國矢 振付|bable 所作指導|宗山史 文芸|関 亜弓 補綴助手|稲垣貴俊 演出助手|岩澤哲野、鈴木美波 宣伝美術|外山 央 制作|本郷麻衣
製作 木ノ下歌舞伎
共同製作 KYOTO EXPERIMENT、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
提携 東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成 公益財団法人セゾン文化財団
主催 KYOTO EXPERIMENT
読売演劇大賞2015年上半期作品賞ノミネート