歌舞伎十八番のひとつ『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』は、吉原を舞台に繰り広げられる粋で華やかな作品です。江戸っ子の代表とも言える男伊達の助六、豪華絢爛な衣裳を身に纏った揚巻、嫌味な白髭の意休、和事味を備えた白酒売、無粋なくわんぺら門兵衛、道化役で滑稽な朝顔仙平、鯔背な福山かつぎなど多彩な登場人物たちが様式美の中で描かれます。江戸の美学と祝祭性が存分に発揮された今作の魅力に迫ります。
日程
2022年1月29日(土) 14:00開講(13:30開場)
料金
自由席 1,000円
講師
木ノ下裕一
田中綾乃(三重大学人文学部准教授)