稲垣貴俊– category –
-
種類
-
演目
-
執筆者
-
外部サイト
-
稲垣貴俊【娘道成寺】〈変身〉と不安の物語――木ノ下歌舞伎『娘道成寺』によせて
稲垣 貴俊 「ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた」。かの有名な文学作品、フランツ・カフカ著『変身』の第一文です(中井正文訳... -
娘道成寺【隅田川・娘道成寺】伝説、そして“生”のドラマ―隅田川・娘道成寺―
木ノ下歌舞伎文芸部・稲垣貴俊「隅田川」「娘道成寺(京鹿子[きょうがのこ]娘道成寺)」は、古典芸能の世界にそびえる大曲、いわば金字塔ともいうべき舞踊演目です。はじめにざっくりと説明しますと、「隅田川」は、愛する息子を人買いにさらわれた女性... -
稲垣貴俊【義経千本桜】“逆襲”のピカレスク・ロマン―渡海屋・大物浦―
木ノ下歌舞伎文芸部・稲垣 貴俊 「義経千本桜」は、1747年11月、大坂竹本座にて人形浄瑠璃の演目として初演されました。当時からさらに600年ほど以前、1180年代に起きた源平合戦(治承・寿永の乱)を下敷きに執筆されたこの演目は、現在でも「菅原伝授手... -
稲垣貴俊知れば知るほど奥深い! キノカブ文芸部による『心中天の網島』のちょっとマニアックな豆知識[第2回]
【第二回心中(しんじゅう)、その歴史と心中(こころのうち)】 木ノ下歌舞伎文芸部・稲垣 貴俊「心中(しんじゅう)」。愛し合う男女がともに命を絶つこと。この言葉は、もともと「相手への誠意を示すこと」を意味するものでした。かつて、遊女と客、あ...
12