木ノ下”大”歌舞伎

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木ノ下”大”歌舞伎

2016年度、木ノ下歌舞伎は10周年を迎えます。
その区切りの春から2年がかりで、木ノ下”大”歌舞伎を開催します。
これまで共に作品を作ってくださった演出家の演目を全てラインナップ。
大歌舞伎ならではの企画もご用意して、みなさまにお目にかかります。ご期待ください!

2017年度ラインナップ

 

▶︎『東海道四谷怪談ー通し上演ー』
演出|杉原邦生
京都公演|2017年 5月21日(日)京都芸術劇場 春秋座
東京公演|2017年 5月26日(金)〜 31日(水)あうるすぽっと

▶︎『心中天の網島ー2017リクリエーション版ー』
演出・作詞・音楽|糸井幸之介[FUKAIPRODUCE羽衣]
京都公演|2017年10月5日(木)~ 9日(月・祝)ロームシアター京都 ノースホール
三重公演|2017年10月20日(金)〜22日(日)三重県文化会館 小ホール
香川公演|2017年10月28日(土)・29日(日)四国学院大学 ノトススタジオ
宮崎公演|2017年11月1日(水)・2日(木)メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)
横浜公演|2017年11月[予定]

 

2016年度ラインナップ

※全行程終了しました
補綴・監修|木ノ下裕一

▶︎『隅田川』『娘道成寺』

『隅田川』共同演出|白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)
[隅田川]共同演出|杉原邦生(KUNIO)
[隅田川]共同演出|木ノ下裕一
[隅田川]振付・出演|白神ももこ
『娘道成寺』演出・振付・出演|きたまり(KIKIKIKIKIKI)
[東京公演]2017年1月13日(金)〜22日(日) こまばアゴラ劇場
[京都公演]2017年1月26日(木)〜29日(日) アトリエ劇研

出演|リー5世、坂口涼太郎、高山のえみ、岡野康弘、亀島一徳、重岡漠、大柿友哉
[松本公演]2016年7月14日(木)〜16日(土) まつもと市民芸術館 小ホール ※終了しました
[豊橋公演]2016年10月22日(土)・23日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 アートスペース
[京都公演]2016年11月3日(木・祝)〜6日(日) 京都芸術劇場 春秋座
[北九州公演]2016年11月19日(土)・20日(日) 北九州芸術劇場 小劇場

▶︎『勧進帳』

演出・美術|杉原邦生
出演|リー5世、坂口涼太郎、高山のえみ、岡野康弘、亀島一徳、重岡漠、大柿友哉
[松本公演]2016年7月14日(木)〜16日(土) まつもと市民芸術館 小ホール
[豊橋公演]2016年10月22日(土)・23日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 アートスペース
[京都公演]2016年11月3日(木・祝)〜6日(日) 京都芸術劇場 春秋座
[北九州公演]2016年11月19日(土)・20日(日) 北九州芸術劇場 小劇場

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▶︎『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』演出|多田淳之介 
[名古屋公演]2016年5月27日(金)〜30日(月)愛知県芸術劇場 小ホール
[東京公演]2016年6月2日(木)〜12日(日)東京芸術劇場 シアターイースト
[豊川公演]2016年6月18日(土)ハートフルホール[豊川市御津文化会館]

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「木ノ下“大”歌舞伎」をやります!
~これまでのキノカブ、これからのキノカブ~

 今年、2016年は木ノ下歌舞伎旗揚げ10周年にあたります。それを記念して、約2年がかりで、「木ノ下“大”歌舞伎」と銘打った一大企画を決行いたします。これは、これまでタッグを組んできた5人の演出家(杉原邦生氏、きたまり氏、白神ももこ氏、多田淳之介氏、糸井幸之介氏)による作品を新作、再演含めて、16年から17年にかけて一挙、連続的に上演しようというものです。いわば、木ノ下歌舞伎の顔見世興行であり、ベストアルバムのようなものであります。演目は随時発表していきますが、一演出家に対し、1~2作品、上演していきます。懐かしい作品もあれば、マスターピースとも言うべき代表作もあります。また、完全な新作もありますし、装いも新たにリクリエーションし、よりパワーアップした(ほぼ新作に近い)再演もあります。手を変え品を変え、充実したラインナップをご用意しておりますので、お楽しみいただけましたら幸いです。また、「演出家が変われば、手法も変わる」-様々な〈古典現代化〉のあり方を提示できると思います。少しでも皆さまにとって、この“大”歌舞伎が、古典や伝統について考える〈よすが〉になることを願わずにはおれません。われわれにとってもこの二年間は、キノカブの10年間を感謝とともに見つめ直し、来しこの方行く末を考える大切な期間になりそうです。
なお、この木ノ下“大”歌舞伎を持って、長年、企画員として一緒に運営してきました杉原邦生氏が、“めでたく”木ノ下歌舞伎メンバーを卒業いたします。これは、何も喧嘩別れをしたわけではありませんで(笑)、随分まえから話し合い、2年前から決めていたことです。より各々の活動に力を入れるために、活動の幅を広げていくために、そのために〈道を分かとう〉ということです。2017年以降は、一主宰と、一演出家としてお付き合いしていくつもりでございます。なので、今後も、邦生演出のキノカブ作品を、皆さまのお目にかける機会はあろうかと思います。
とにもかくにも、まずは“大”歌舞伎。この二年に及ぶ一大企画を、(〈世紀のお祭り男〉でもある邦生企画員とともに)盛り上げていきたいと思っております。
なにとぞ、ご期待くださいませ。

木ノ下歌舞伎主宰 木ノ下裕一