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コラム主宰木ノ下、思いを綴るー多田淳之介さん編ー
多田淳之介さんは、大きな〈手〉を持つ演出家だ。物語も身体も、この国の歴史も、世界情勢も、現代に転がる様々な諸問題も、時代の空気までも、それら一切合財を、細やかに、かつダイナミックに掬い取り、作品として構築することのできる大きな手だ。当然... -
稲垣貴俊【義経千本桜】“逆襲”のピカレスク・ロマン―渡海屋・大物浦―
木ノ下歌舞伎文芸部・稲垣 貴俊 「義経千本桜」は、1747年11月、大坂竹本座にて人形浄瑠璃の演目として初演されました。当時からさらに600年ほど以前、1180年代に起きた源平合戦(治承・寿永の乱)を下敷きに執筆されたこの演目は、現在でも「菅原伝授手... -
コラム【木ノ下“大”歌舞伎|特別企画】 木ノ下歌舞伎を「本」と見立てて・・・ 紹介の<帯>をつけてください![第一回]
木ノ下“大”歌舞伎は、5名の演出家と共に盛り上げていきます。演出家のみなさまをご紹介するにあたり、「演出家目線でみた木ノ下歌舞伎とは?」を聞いてみました。木ノ下歌舞伎を一冊の本に見立て、帯を書いていただくというこの企画。まずは第一弾、多田淳... -
コラム知れば知るほど奥深い! キノカブ文芸部による『心中天の網島』のちょっとマニアックな豆知識[第3回]
第三回女性おさん—語り継がれるその生き様—関亜弓「お初徳兵衛」「梅川忠兵衛」「お染久松」。日本の古典演目はこうして主役の男女二人の名前がその作品自体の通称となり、今日まで語り継がれています。本作も、紙屋治兵衛と遊女小春の哀しい心中物語であ... -
稲垣貴俊知れば知るほど奥深い! キノカブ文芸部による『心中天の網島』のちょっとマニアックな豆知識[第2回]
【第二回心中(しんじゅう)、その歴史と心中(こころのうち)】 木ノ下歌舞伎文芸部・稲垣 貴俊「心中(しんじゅう)」。愛し合う男女がともに命を絶つこと。この言葉は、もともと「相手への誠意を示すこと」を意味するものでした。かつて、遊女と客、あ... -
木ノ下裕一知れば知るほど奥深い! キノカブ文芸部による『心中天の網島』のちょっとマニアックな豆知識 [第1回]
第一回〈水〉と〈網〉で読み解く『心中天の網島』木ノ下裕一「近松門左衛門はいったいどんな頭脳をしてたのでしょうね…」浄瑠璃『心中天の網島』を読んでいると、つい感嘆してしまいます。ストーリー展開の巧さは云うにおよばず、とにかく、全編、「掛詞」...